スズメバチもむやみやたらに刺してくるわけではありません。どんな時に攻撃してくるか理解しておけば、自分の身を守る助けになります。

①スズメバチに触れる
まさか触る人がいると思わないかもしれませんが小さな子供は別です。ハチの怖さを知らないため手で触ってしまうことがあります。スズメバチは触られたり掴まれたりすると、攻撃されたと思って反射的に刺してきますのでとても危険です。小さなお子さんには日頃からハチの怖さを教えて決して手で触らないように言い聞かせてあげてください。

②手で振り払う
ハチが近くを飛んでいるとき、手で振り払ったりする動作も危険です。攻撃されたと感じて刺してくることがあります。ハチの大きな羽音に恐怖を感じるかもしれませんが、振り払ったり大げさな動作をせず静かにやり過ごし、そっとその場を立ち去るようにしましょう。

③スズメバチの餌場に近づく
クヌギやコナラの樹液はカブトムシやクワガタムシの大好物ですが、実はスズメバチも同じ樹液を吸いにやってきます。攻撃性の高いスズメバチはほかの昆虫を追い払ったり、餌場に近づいた人間を攻撃してくるものもいますので注意が必要です。このほか庭木や生垣の花の蜜を吸いにやってくることもあります。ここでも不用意に触ったり乱暴に追い払ったりしないようにしましょう。

④巣に近づく
巣に近づいたりイタズラしたりするのは最も危険です。スズメバチが巣を攻撃されたと感じると集団で襲ってきますので被害も大きくなります。とはいえ本人も気がつかないうちに巣に近づいて刺されてしまうことがあるので厄介です。スズメバチは民家の軒や壁、天井裏、床下、庭木、生垣とあらゆるところに巣をつくる可能性があります。庭仕事をしたりするときには、周囲にハチが飛んでいないかあらかじめ注意深く観察することをおすすめします。

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